「砂漠」(伊坂幸太郎)を読んで
一昨日、伊坂幸太郎さんの「砂漠」を読み終えました。この本って、確か2年前ぐらいに買って、約500ページ中300ページ読んで終わってたんですよね…。
ミステリーなどとは違って、軽く言うととある大学生たちの4年間の軌跡的な話なので、途中で投げ出してしまっていました。
積読を消化するにあたって、そろそろ読み終えようかなと思ったので、今回、読んでみたわけです。
僕自身、全く読まない人と読む人の中間にいるようなもので、伊坂幸太郎さんの本は、初でした。
秋の章から読み始めたのですが、それまでに印象に残っていたのは、鳥井の左腕がやられたことと、西島の行動が、一般人の思考とは違ってたことですかね。鳥井の左腕の件は、この本の後半で、一応納得のいく形で終わったのでまあ良しとします。いやー、しかし、正直、左腕をなくすということ自体、僕にとって衝撃的すぎるんですが、本の後半の鳥井の飄々と見える様に、強い人間だなと感心しました。
触れてなかったですが、始めに書いた「大学生たち」っていうのが、北村,鳥井,西島,東堂,南の五人で、前三人が男で、後ろ二人が女です。
あと、印象に残ったのは、何で東堂が西島のことを好きになったかというところですね~。
東堂は、美人で、かつあまり感情を表情に表さないタイプの人で、それまでにも、多くの人に好意を寄せられていたんですが、入学当初から西島のことを好きだったようでした。
まあ、全くわからないというわけでもありませんが、そういう東堂だからこそ、周囲の人とは違って、ちょっと変わっている西島といることでいい刺激になっていたんでしょうね。
とまあ、こんなところで終わっときます。
では。