ふと、本を読むことは、頭の中のギャラリーに一枚ずつ絵を並べていくことではないか?とね。
本を読むようになったのは、つい数年前からなんですが、ふと、そんなことを思いました。
きっかけは、途中で読むのを止めていた本を,積読の消化として読んでいるつい先ほど。
本を読むのを途中で止める理由として、他に興味が出る本を先に読みだしたり、単純に飽きてしまったというパターンがあるんですが、そうはいっても、なにか魚の骨が刺さったような気持ちに。
ピースの又吉さんは、
「…難しいとか、俺には合わへんとか、面白くないって、例えばその時思ったとしても、それは自分がその本を読むタイミングじゃなかったり、能力がまだなかったりするだけで、面白くない本ってないんじゃないかと僕は思うんですよ。」
と言っています。
この言葉を聞いて、読めない本がある自分の感性が足りないんじゃないか?と思っていた僕を励ましてくれた記憶があります。
と、本題に戻りますが、改めて途中で読むのを止めていた本を読むと、ムラのある絵を完成させるための行程を踏んでいるような気持ちになります。塗れていない部分をペタペタと塗りつぶしていくような。
また、多くの本(この場合、アニメでもマンガでもそうですが)を読んでいくにつれて、一つの物語を読み終えることで、頭の中にその物語が定着していくような気になるんです。そして、時々、心細さに寄り添ってくれる。
ありきたりではありますが、本を読むことによって、豊かさを味わえる。
これもまた、物語に触れることの良さですね。
ムラのある絵を完成させることと、一つ一つの物語の定着ということを合わせて、記事のタイトルにあるように、
「本を読むことは、頭の中にギャラリーに一枚ずつ絵を並べていくことではないか?
」
という結論に、風呂につかりながら考えつきました(笑)。
各々の心の中に定義はあるし、とりあえず今は、このことを思いついた今の感覚をブログに書き記しておこうと思います。
では。