少しだけ、歩く ~主に読書備忘録,たいてい雑記~

ゆる~く、自己成長につなげたい。雑記。

「すべて真夜中の恋人たち」(川上未映子)の感想

 久しぶりに、小説を読んだので、その感想を書こうと思います。

 

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)
 

 

 あらすじ

 「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。私は、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々のなかで三束さんにであったーーー。芥川賞作家が描く究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。渾身の長編小説。

 

 再読ですが、それでも、考えさせられる言葉が多かったです。

 

 部分部分を振り返ってもまとまらないので、個人的に一番印象に残っている「私」,冬子と、校正仲間でもあり,「私」にフリーランス校閲者になるきっかけを与えた聖との関係について、軽く触れようと思います。

 

 何事にも、自分の意志で判断することのないような冬子に対して、聖は、真逆の性格で、基本、自分の感情を大っぴらに表し、そのせいで、周りの人と言い争いになるような性格の持ち主。

 

 そんな彼女の長い話(これも、冬子との関係をうまく表している)が本文中にいくつかありますが、その話が、いい意味でも悪い意味でも、惹きつけるんですよね。

 

 ある時、聖が「私」をバーに誘ったとき、「私」が化粧をしていないことについて指摘し、「自然な私が大好き」志向という類の人たちの話になり(聖が勝手に)、彼らに対する持論を言ってのけるんですが、いや、お前も人のこと言えないだろ!と突っ込みたくなるのですが、何しろ、そういうことをしない「私」に付け込んでいるようにしか見えず、ただただイライラしました(笑)。

 

 最後の方でも、かなり「私」にとって大きな出来事があった直後に現れ、それらを彼女の言葉で片付けようとする。

 

 それまでの流れで読んできた読者は皆、イライラすると思います…。僕自身、「私」よりの人間なので、「それはそうなんだけど…」という気持ちを代弁して追い返してやりたいぐらい。

 

 そうは言っても、最終的には、ちゃんとお互いを見つめあえて、前より腹を割って話せるようになっていたのが、勝手に気持ちの落としどころに誘導されたような気分になりました。

 

 普通なら、三束さんとの関係についても触れないといけないんですが、僕的には、聖の方が印象に残る人物だったので、こういう文章になってしまいました。

 

 すべての原因は、0時を回ったことと、バイト終わりで疲れていることと、アニメが見たいことと、眠たいことと、今日の語学のテストが大変だったことにあるので、そのせいにして、今日はこの辺で終わりたいと思います。

 

 では。