少しだけ、歩く

読んだ本の感想など、日ごろ感じるちょっとしたことを書いてみようと思います。

「終電の神様」を読んでの感想

 昨日までの三日間,広島,大阪,京都へと、大学の休みという特権を生かして、一人旅に行ってきました。そのことについて記事を書くかはまだ未定ですが、今回は、その旅の途中である大阪の道頓堀に行ったときに買った「終電の神様」についての感想を書こうと思います。

 まず、何でわざわざ大阪の道頓堀に行ってまで本を買ったのかというと、個人的に、いい感じの本屋があったら何となく入ってみたくなるということと、初めての一人旅でちょっと落ち着かなかったので、いつも通り、本でも買おうかなと思ったからです。

 この作品は、ある駅で起きた人身事故によって急停車した電車の中の,複数の人たちの話です。おそらく、それぞれ違う電車に乗っているようですが、あくまでただ乗り合わせただけの電車のなかにも、さまざまな状況の人たちが乗っているんだと思うと、日常で電車に乗る機会にも想像が膨らんでいくような作品でした。また、それぞれの短編の話の主人公たちの人となりも個性があって面白かったです。例えば、納期にどう考えても間に合わせられない状況の中で奮闘するエンジニア,20年以上駅のキヨスクで働く販売員,父親の危篤に急いで病院へと向かっているのに電車が急停車してしまった理容師の息子など。

 それぞれの短編も40ページぐらいと、読みやすい感じで区切られているので、あまり本を読まない人も読んでみたらいいんじゃないかなと思いました。読む前のイメージとしては、全く関係がなかった登場人物たちが、終電にたまたま居合わせたのを機に、暖かな関係を築いていくような内容かなと思っていましたが、読んでて飽きずに読み終えられたので良かったです。

 もうすぐ大学の夏休みも終わってしまいますが、少しずつ本を読むようにしようと思いました。では。